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FX(外国為替)とは?初心者入門ガイド

Oct 21 2024

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FX取引とは?

FXは、外国為替証拠金取引の略で、異なる通貨を売買して利益を狙います。
少ない資金を預け入れ(証拠金)、大きな金額を取引できるのが特徴です。
為替レートの変動で利益を出す手法で、レバレッジをかけることで、より大きな利益を狙えますが、リスクも高まります。そのため、FXを始める前に、基礎知識や仕組み、リスクをしっかり理解することが重要です。
FXは、世界中の銀行、企業、投資家などが参加し、異なる通貨を交換する取引の場です。24時間稼働しており、常に為替レートが変動しています。需要と供給の関係で為替レートが決定され、その変動を利用して利益を狙うのがFX取引です。
FXでは基本的に、円/ドル(USD/JPY)など通貨をペアで取引します。為替レートは常に変動しており、この変動を利用して利益を狙うもので、円高になれば円を買い、円安になれば円を売ります。
ブローカーは、FX取引を仲介する業者のことで、口座開設や取引ツールの提供、注文の執行などを行います。ブローカーを選ぶ際には、手数料、スプレッド、取引ツールの使いやすさなどを比較検討しましょう。

FX取引をするメリットやリスク

FX(外国為替取引)は、世界で最も大きく流動性の高い金融市場の一つであり、個人投資家にも人気の投資対象です。他の金融商品同様、メリットとリスクがあるので、それぞれをきちんと理解して取り組むようにしましょう。

メリット

  • 高い流動性:FX市場は1日当たりの取引量が膨大で、取引が成立しやすく、すぐに現金化できるという特徴があります。
  • 24時間取引可能:世界中の市場が繋がっており、平日24時間取引が可能です。自分のライフスタイルに合わせて取引できます。
  • レバレッジ:少ない資金で大きな金額を取引できるため、少ない元手で大きな利益を狙うことができます。
  • 低い取引コスト:株取引などに比べて、手数料やスプレッドが低い傾向にあります。

リスク

  • 為替変動リスク:為替レートは常に変動しており、予想に反して動けば損失が発生します。
  • レバレッジリスク:レバレッジをかけることで、利益が拡大する可能性がある一方、元本以上に損失も拡大する可能性があります。
  • 金利変動リスク:金利差によってスワップポイントが発生しますが、金利変動によって利益が減少したり、損失が発生したりする可能性があります。
  • システムリスク:通信障害やシステムトラブルなどにより、取引ができない、意図したタイミングで注文できないなどのリスクがあります。


FX取引の仕組みは?為替に影響を与える要因

FXのメジャー通貨ペアの為替レートは、経済的要因と地政学的要因を含む様々な要因によって常に変動しています。ここでは、それぞれの要因について具体的に解説していきます。

経済的要因

  • 金利:金利はFXにおいて最も重要な要因の一つです。金利の高い通貨は、低い通貨に対して金利差による収益機会を求めて資金が集まり、その通貨の価値が上昇する傾向があります(高金利通貨買い)。逆に、金利の低い通貨は売られやすくなります(低金利通貨売り)。
    • 例)米国が利上げ、日本が利下げを行えば、ドルの金利が上昇するため、ドル買いが進みやすくなります
  • 経済指標:GDP、消費者物価指数、雇用統計などの経済指標は、国の経済状況を反映するため、通貨の価値に大きな影響を与えます。良好な経済指標は通貨高、悪化は通貨安を招く傾向にあります。
    • 例)米国の雇用統計が予想を上回る結果となれば、米国経済の好調さを示すため、ドル買いが進みやすくなります
  • 貿易収支:輸出入の差額である貿易収支も、通貨の価値に影響を与えます。輸出が輸入を上回る黒字国通貨は買われやすく、輸入が輸出を上回る赤字国通貨は売られやすくなります。
    • 例)日本の貿易収支が黒字に転じれば、円買いが進みやすくなります
  • 政府・中央銀行の政策:政府や中央銀行による金融政策、為替介入なども、通貨の価値を大きく左右します。
    • 例)日銀が金融緩和政策を継続すれば、円安方向に動く可能性があります

地政学的要因

  • 政治情勢:選挙結果、政権交代、政治不安、国際関係の変化などは、市場心理に影響を与え、通貨の価値を大きく変動させる可能性があります。
    • 例)英国のEU離脱決定は、ポンドの価値を大きく下落させました
  • 戦争・紛争:戦争や紛争、テロなどは、世界経済に大きな影響を与え、リスク回避の動きから安全資産とされる通貨(円やスイスフランなど)が買われやすくなります。
    • 例)ロシアのウクライナ侵攻は、リスク回避の円買いを加速させました
  • 自然災害:大規模な地震や台風などの自然災害は、経済活動に影響を与えるだけでなく、サプライチェーンの混乱やインフレを引き起こす可能性があり、通貨の価値を下落させる可能性があります。
    • 例)東日本大震災発生後、安全資産としての円の買いが先行したものの、その後は日本経済への懸念から円安が進みました。

初心者が取るべきFXのおすすめのやり方

メジャーFXペアにおけるFX取引の始め方を解説します。

基本を理解する

FX投資を始めるためには、まず「為替レート」や「スプレッド」などの基本的な概念への理解が必要です。

取引の種類

  • 買いポジション/売りポジション:為替レートの上昇を見込んで通貨を買うのが「買いポジション」、下落を見込んで売るのが「売りポジション」
  • 成行注文/指値注文:取引価格を指定せずに、市場価格で即座に約定させるのが「成行注文」。希望の価格を指定して注文するのが「指値注文」
  • 決済:ポジションを持っている状態を解消すること。買いポジションなら売り、売りポジションなら買い注文を出す

市場と価格

  • 為替レート:異なる2つの通貨を交換する際の比率のこと
  • Pips(ピップス):為替レートの最小変動単位のこと。「ポイント」と呼ばれることもある
  • 通貨ペア:2つの通貨の組み合わせ。例:USD/JPY, EUR/USD
  • Bid (ビッド):買値。マーケットで通貨ペアを売却できる価格
  • Ask (アスク):売値。マーケットで通貨ペアを購入できる価格
  • スプレッド:AskとBidの差額。FX会社の手数料にあたる
  • レバレッジ:預けた証拠金の数倍~数百倍の金額で取引を行うこと

その他専門用語

  • 証拠金:FX取引を行うために預託するお金のこと
  • ロスカット:損失をあらかじめ決めた金額に限定するために、強制的に決済されること
  • スワップポイント:異なる通貨間でポジションを保有した際に発生する金利差調整分
  • テクニカル分析:過去のチャートや価格、出来高等から将来の値動きを予測する分析方法
  • ファンダメンタルズ分析:経済指標や金融政策、政治・社会情勢などをもとに将来の値動きを予測する分析方法


FXブローカーの選択

FXブローカーを選ぶ際は、信頼性が高い業者を選ぶことが重要です。

まず、金融庁の認可を受けているか確認しましょう。認可番号はウェブサイトで確認できます。そして、スプレッド、取引手数料、口座維持手数料など、コストを確認しましょう。手数料が安いほど、取引コストを抑えられます。

さらに、取引サービスとして使いやすく、高機能な取引プラットフォームを提供しているか確認しましょう。デモ口座で使い勝手を試してみるのも良いでしょう。トラブル発生時などに備え、日本語でのサポート体制が充実しているか確認することも重要です。もちろん評判や口コミも参考に、顧客対応が良い業者を選びましょう。

FXブローカーは「デモ口座」と「ライブ口座」それぞれを提供していることがあります。デモ口座は仮想資金で取引の練習ができる無料の口座のことで、ライブ口座は実際のお金を使って取引を行う口座です。デモ口座では利益も損失も仮想なのでリスクなしで練習できるので、FXを始める前に、デモ口座で取引に慣れることをおすすめします。


FX口座開設

  1. FX口座の開設は、多くの場合オンラインで完結し、簡単なステップで完了します。一般的な流れをご説明します。
  2. 口座開設の申し込み:FX会社のウェブサイトから必要情報を入力し、口座開設を申し込みます。
  3. 本人確認書類の提出:運転免許証やマイナンバーカードなどの本人確認書類を提出します。
  4. 審査:FX会社による審査が行われます。
  5. 口座開設完了:審査に通れば、口座開設が完了し、IDやパスワードが発行されます。
  6. 入金:取引を行うために、口座に入金します。
  7. 口座開設が完了したら、いよいよFX取引を開始できます。まずは少額から取引を始めてみましょう。

取引を学ぶ

初心者向けのFXの取引のやり方、始め方、リスク管理や練習と継続的な学習の重要性をについて解説します。

まず、FXはリスクと隣り合わせの投資であるため、ぶっつけ本番では大きな損失に繋がる可能性があります。デモ口座などを活用し、実際の取引を想定した練習を重ねることで、取引の感覚を掴むことが重要です。

また、市場は常に変化するため、一度学習した知識だけで勝ち続けることはできません。経済指標や為替に影響を与えるニュースなどを継続的に学習し、市場分析力を高めていく必要があります。

練習と学習を怠らず、常に市場の変化に対応できる力を養うことが、FXで成功するための鍵となります。


初心者向けのFX取引戦略

FX初心者向けの「投資に最適なFX戦略」の基本について説明します。

テクニカル分析

テクニカル分析とは、過去のチャートパターンや価格変動を分析して、将来の為替レートの動きを予測する方法です。初心者でも比較的取り組みやすく、テクニカル指標を利用することで、視覚的に分析を進めることができます。RSI、MACD、移動平均線などが代表的な指標として挙げられます。

ファンダメンタルズ分析

経済指標や金融政策、政治・社会情勢などを分析して、将来の為替レートの動きを予測する方法です。世界経済の動向を把握する必要があり、初心者には難易度が高く、ある程度の経験と知識が求められます。主要国の金利発表やGDPなどの経済指標に注目する必要があります。

リスク管理

FXは利益を狙える一方で、損失が出る可能性も常に存在する投資です。損失を最小限に抑え、資金を守りながら取引を続けるためには、適切なリスク管理が欠かせません。損切り注文を設定したり、レバレッジを適切にコントロールするなど、リスク管理手法を学び、実践しましょう。

キャッシュバックボーナス

また、初心者が初めてFXを始める場合は、FX会社などでキャッシュバックボーナスを行なっている場合があります。お得に始めるチャンスですので、ぜひ事前にチェックしてからFX口座を開設するようにしましょう。


日本でのFX取引の仕組み

日本ならではのFX取引のポイントがいくつかあります。事前にポイントを踏まえた上で、日本での取引環境を理解してFXを行うようにしましょう。

円を絡めた通貨ペア取引が人気

日本人にとって、円は最も身近な通貨です。FXでも、USD/JPY、EUR/JPYといった、円を組み合わせた通貨ペアの取引が活発です。そのため、円高・円安の動向や、日本経済、金融政策に関する情報収集が重要になります。

スワップポイントの存在

低金利通貨である円を売って、高金利通貨を買うことでスワップポイントと呼ばれる金利差調整分を受け取ることができます。長期保有で利益を狙う投資家にとっては魅力的なポイントですが、為替レートが逆方向に動くと、スワップポイント以上の損失が出る可能性もあるため注意が必要です。

レバレッジ規制

日本のFX会社は、レバレッジの上限が25倍と、海外のFX会社に比べて厳しく規制されています。そのため、少ない資金で大きな金額を取引することはできませんが、その分、損失も限定的になるというメリットもあります。


FX初心者が直面するよくある失敗

初心者FXトレーダーが陥りがちな課題があります。それぞれの課題を理解し、あらかじめ心の準備を怠らないようにしましょう。

感情的な取引をしてしまう

損失への恐怖や利益への欲によって、冷静な判断ができなくなることがあります。感情的に取引すると、損失を拡大させたり、利益を逃したりする可能性があります。あらかじめ決めたルールに基づき、感情に左右されずに淡々と取引することが重要です。

レバレッジのかけすぎ

レバレッジは少額で大きな利益を狙える反面、損失も拡大する可能性があります。特に初心者は、レバレッジのかけすぎによって、大きな損失を被ってしまうケースが多く見られます。自分の資金力やリスク許容度に応じた、適切なレバレッジ設定を心がけましょう。

初期予算の設定をしない

FXを始めるときに、どの程度の資金を投資に回すか決める必要があります。生活資金を投入したり、借金をしてまで取引するのは絶対に避けましょう。余裕資金の範囲内で、損失が出ても生活に支障がない金額を設定することが大切です。

知識不足

FXは、為替レートの仕組みや市場の動向など、専門的な知識が必要となる場面が多くあります。知識不足のまま取引を始めると、予想外の損失を被ったり、詐欺被害に遭ったりする可能性もあります。FX会社が提供する教材やセミナーを活用するなど、基礎知識をしっかりと身につけることが重要です。


初心者向けのおすすめFX会社

キャッシュバックボーナスを提供している、初心者向けFX会社をいくつかご紹介します。

FinPros

FinProsは取引手数料削減、超高速取引、簡単早い口座認証、資金の徹底管理を強みに打ち出す海外FX会社です。ボーナスの豪華さやスプレッドの狭さ、日本語サポートの充実さで人気を得ています。

XM Trading

XM Tradingはセーシェル金融庁の公式な金融ライセンスを保有する海外FX会社です。取引方式は透明性の高いNDD方式を採用し、最大レバレッジは1000倍、取引ツールはMT4/MT5に対応しています。

FX Pro

サービスとしての受賞歴を100以上持つFX Proは、創業依頼170 カ国以上に展開している海外FX会社です。顧客の資金を主要国際銀行に保管し、完全分別管理するなど安全性に配慮。6 つのアセットクラスの CFD((FX、株式、スポット指数、先物取引、貴金属、スポットエネルギー)を提供する、中上級者向けのサービスといえます。


より理解を深めたい初心者向けFXガイド

初心者のためのFX取引ガイドとして、理解を深めたい初心者トレーダー向けのFXチャートの分析方法について解説します。

FXチャート分析は、大きく分けて「テクニカル分析」と「ファンダメンタルズ分析」の2種類があります。

テクニカル分析

投資に最適なFX戦略の一つにテクニカル分析があります。過去のチャートパターンや価格、出来高などのデータから、将来の為替レートの動きを予測する方法です。メリットとしては、初心者でも比較的理解しやすく、チャートに現れる視覚的な情報に基づいて分析できることです。

主な分析手法

  • トレンド系指標:移動平均線、ボリンジャーバンドなど、為替レートのトレンドを把握する
  • オシレーター系指標:RSI、MACDなど、買われすぎ・売られすぎを判断する
  • チャートパターン分析:ダブルトップ、ヘッドアンドショルダーズなど、チャートに現れる特徴的なパターンからトレンド転換を予測する

ファンダメンタルズ分析

経済指標、金融政策、政治・社会情勢などの情報を分析して、将来の為替レートの動きを予測する方法です。メリットとしては、為替レートが変動する根本的な要因を分析できること。そして、長期的なトレンドを見極めるのに役立つことです。

主な分析対象

  • 経済指標:GDP、金利、雇用統計、物価指数など
  • 金融政策:中央銀行の政策金利、量的緩和政策など
  • 政治・社会情勢::選挙、戦争、自然災害など

主要FXペアの取引において、より効果的な分析のためには、テクニカル分析とファンダメンタルズ分析を組み合わせて、多角的に分析する必要があります。複数の時間軸のチャートを比較したり、常に最新の情報を入手し、分析に反映させるようにしましょう。

FXチャート分析は、経験を積むことで精度が上がっていきます。最初はデモ口座などで練習しながら、自分に合った分析方法を見つけていきましょう。


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FX取引に関するよくある質問

初心者におすすめの通貨ペアは何ですか?

初心者にオススメなのは、世界で最も取引量が多く、情報量も豊富な「USD/JPY」(米ドル/円)です。値動きが比較的安定しており、スプレッドも狭いため、FXの仕組みを学ぶのに最適です。また、日本人にとって馴染み深い「円」が取引の中心となるため、為替変動のイメージも掴みやすいでしょう。

FXにおけるペアトレードとは何ですか?

FXにおけるペアトレードとは、相関関係のある2つの通貨ペアを同時に売買する取引手法です。例えば、円高ドル安が進みやすい状況であれば、USD/JPYを売り、CHF/JPYを買うといった具合です。相関関係を利用することで、単独の通貨ペアを取引するよりもリスクを抑えながら、安定的な利益を狙うことを目的としています。

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